「コンパクトで運転しやすそうだけど、うちみたいな５人家族だと、やっぱりフリードは狭いのかな…？」家族のためのクルマ選び、特に人気のフリードを検討する中で、多くの人がこの「スペース問題」に直面します。普段の買い物から、年に数回の5人旅行まで、本当にフリード一台で快適に過ごせるのでしょうか？
💬 普段使い重視のママ 「うちは小学生2人と幼児1人の子連れ5人家族。普段の買い物や習い事の送迎では、このサイズ感が本当に最高！スライドドアも便利だし、狭い駐車場でも安心です。ただ、週末にスーパーでまとめ買いすると、3列目を使っていると荷室はもうパンパン。ベビーカーを積む日は工夫が必要ですね。」
💬 アウトドア好きのパパ 「正直、このクルマで5人旅行、特にキャンプに行くなら荷物の積載はかなり厳しいです。3列目シートを使うと、荷室はほぼ無いに等しいので、ルーフキャリアは必須だと思います。でも、ボディの作りが頑丈になったおかげか、高速道路での安定感は抜群。家族を乗せて走る安心感は高いですね。いっそ割り切ってCROSSTARの5人乗りモデルにするのもアリかも…と最近考えています。」
💬 3列目に乗ることもあるおばあちゃん 「孫たちと出かけるときに3列目に乗せてもらうけど、大人が長時間乗るには少し窮屈かしら。膝が上がってしまう感じね。子供たちなら全然問題ないんでしょうけど。短時間の移動なら快適よ。」
💬 元コンパクトカー乗りのパパ 「以前は３人家族で、最近４人家族になってコンパクトカーから乗り換えました。その経験からすると、室内空間は驚くほど広く感じます。特に2列目が独立している6人乗りなら、車内の移動が本当に楽。雨の日にチャイルドシートの子供の世話をする時なんかは、本当に助かります。」
💬 ライバル車と徹底比較した慎重派ママ 「うちはシエンタと徹底的に比較しました。決め手は3列目シートの質。シエンタは床下収納で荷室がフラットになるのが魅力だけど、シートが薄いんです。フリードは跳ね上げ式で邪魔だけど、座り心地はこちらが上。うちはたまに両親を乗せるので、座り心地を優先してフリードに決めました。使う頻度と何を優先するかで、評価は大きく変わると思います。」
「5人家族」と一括りに言っても、お子様の年齢、クルマの主な使い方、そして何を一番大切にしたいかによって、フリードの「狭さ」の感じ方は大きく変わってくるようです。
この記事では、これらのリアルな意見をさらに深掘りし、シートアレンジ別の積載量シミュレーションや、ライバル車との徹底比較を通じて、「あなたの家族にとってフリードは本当にベストな選択なのか？」を徹底検証していきます。
✅2024年新型フリードの５人家族でのリアルな広さがわかる
✅進化した3列目シートや安全性能について理解できる
✅「狭い」と感じる場面と、解決策としての5人乗りモデルの魅力がわかる
✅先代モデルやライバル車との広さの違いが明確になる
【2024年新型】5人家族だとフリードは狭い？乗員数別の本音
RIDE TO LUCK！ オリジナルイメージ
３人家族・４人家族での余裕の使い勝手
まずは、３人家族や４人家族で新型フリードを利用するシーンを想像してみましょう。この人数構成であれば、新型フリードの魅力を最大限に引き出し、広々とした快適なカーライフを送ることができます。
- 3列目シートを格納した状態を基本として使える
- 広大な荷室にベビーカーや大きな荷物も楽々積載
- ４人家族でも2列目シートでパーソナルな空間を確保
３人家族や４人家族での利用では、基本的に3列目シートを格納した状態がデフォルトのスタイルになります。新型フリードは先代モデルよりも荷室の床面がフラットになり、使い勝手が向上しました。これにより、ベビーカーを畳まずに積んだり、週末のまとめ買いの荷物を余裕で積載したりと、日常シーンでのストレスが大幅に軽減されます。４人家族で利用する場合、2列目が独立したキャプテンシートになっている6人乗りモデルを選べば、子ども同士の距離も適度に保たれ、快適な移動空間を確保できます。
また、新型では2列目シートの座り心地も向上しており、長距離ドライブでの疲れも軽減されるでしょう。この人数構成であれば「狭い」と感じることはまずありません。むしろ、その「ちょうどいい」サイズ感と、それを超えるユーティリティ性能の高さに、高い満足感を得られるはずです。
3人・4人家族にとって、2024年新型フリードは「広すぎるミニバンは不要だが、コンパクトカーでは物足りない」というニーズに完璧に応える、まさに理想的な一台と言えます。
５人家族で乗る場合のリアルな広さとは
それでは、本題である５人家族で乗車する場合のリアルな広さについて見ていきましょう。「狭い」という懸念が現実的になるのがこの人数であり、新型フリードでどれだけ改善されたかが注目点です。
- 3列目シートの活用が必須となり、荷室は大幅に減少
- 新型は3列目シートの座り心地と空間が改善された
- しかし大人の長距離利用には依然として不向きな側面も
５人家族で乗車する場合、必然的に3列目シートを使用することになります。新型フリードの3列目シートは、先代モデルと比較して座面の厚みを増し、背もたれの角度を寝かせるなど、座り心地の改善が図られています。また、窓が大きくなったことで開放感も向上しました。これにより、短距離の移動であれば、子どもはもちろん大人が座っても、先代ほどの窮屈さは感じにくくなっています。
しかし、物理的な室内幅や足元空間が劇的に拡大したわけではありません。大柄な大人が長時間座るには、やはり膝周りの窮屈さや乗り降りのしづらさを感じる場面はあるでしょう。５人家族での利用は「可能」ですが、「常に全員が広々と快適」というレベルには至らないのが正直なところです。特に体の大きな子どもや大人が3列目に座る場合は、こまめな休憩を挟むなどの配慮が必要になります。
購入前には、必ず家族全員で販売店を訪れ、実際に3列目に座ってみることが後悔しないための絶対条件です。特に新型の座り心地は、ご自身で確かめる価値があります。
進化した3列目シートと子連れでの活用法
新型フリードは、特に子連れファミリーの使い勝手を徹底的に研究して開発されています。進化した3列目シートの機構は、その象徴とも言えるでしょう。
- 3列目シートの跳ね上げ操作がより軽く簡単になった
- 大きな窓と開放的な視界で子どもの車酔いを軽減
- ウォークスルーを活用すれば車内での子どもの世話も楽々
新型フリードの3列目シートは、左右への跳ね上げ式という基本構造は維持しつつ、操作性が大幅に改善されました。シートが軽量化され、アシスト機構も改良されたことで、女性の力でも楽に格納・展開が可能になっています。これにより、「普段は荷室、必要な時だけサッと座席に」という使い方が、より気軽にできるようになりました。
また、新型は水平基調のデザインと大きなガラスエリアが特徴で、どの席に座っても視界が広く、開放感があります。これは、景色がよく見えることで、子どもの車酔いを防ぐ効果も期待できる重要なポイントです。6人乗りモデルのキャプテンシート間のウォークスルーも健在で、雨の日に車外に出ることなく運転席から3列目の子どもの様子を見に行ったり、お菓子を渡したりといったコミュニケーションがスムーズに行えます。子育て世代の「あったらいいな」が、随所に盛り込まれています。
運転するママも安心！頑丈なボディと安全性能
毎日子どもを乗せて運転するママにとって、クルマの頑丈さや安全性は何よりも優先したい項目です。新型フリードは、その点でも大きな進化を遂げています。
- 最新の安全運転支援システム「Honda SENSING」を搭載
- 衝突安全性能を高めた新設計の頑丈なボディ
- 視界が広く、車両感覚が掴みやすいデザイン
新型フリードには、最新世代の「Honda SENSING（ホンダ センシング）」が全タイプに標準装備されています。検知範囲が広がったフロントカメラと前後ソナーセンサーにより、衝突軽減ブレーキの性能が向上し、自転車や夜間の歩行者検知にも対応。さらに、渋滞時の運転負荷を軽減する「トラフィックジャムアシスト」などの新機能も追加され、うっかりミスを未然に防ぎます。ボディ構造も見直され、衝突時のエネルギーを効率よく吸収・分散する頑丈な骨格となり、乗員保護性能が高められています。
また、運転席からの視界も大きく改善されました。Aピラーを細くし、水平基調のインパネを採用したことで、前方の死角が減り、車両の四隅の感覚が掴みやすくなっています。これにより、狭い道でのすれ違いや駐車も、安心して行えるようになりました。かっこよさだけでなく、家族を守るための基本性能がしっかりしている点は、ママにとって非常に心強いポイントです。
新型フリードが5人家族で狭いと感じる場面と解決策
5人旅行での荷物の壁をどう乗り越える？
５人家族が新型フリードで「狭い」と最も痛感するであろう場面が、全員で乗車しての泊りがけの旅行です。3列目シートを使うと、荷室スペースは極めて限定的になります。
- 5人乗車時の荷室はデイキャンプや日帰り旅行が限界
- 全員分の宿泊荷物を積むのは非常に困難
- 解決策はルーフキャリアの活用や荷物の厳選
新型フリードの3列目シートを使用した状態での荷室容量は、決して大きくありません。スーパーの買い物かごや、小さなクーラーボックス程度であれば問題ありませんが、５人家族分の1泊2日の旅行カバンを全て積み込むのは、かなり厳しいと言わざるを得ません。ベビーカーがあれば、他の荷物はほとんど積めないでしょう。この問題を解決する最も有効な手段は、クロスターに標準装備されているルーフレールを活用し、ルーフボックスやルーフキャリアを取り付けることです。これにより積載量は劇的に向上しますが、別途費用がかかる点や、全高が高くなり駐車場に制限が出ることがあります。
もう一つの方法は、荷物自体を工夫すること。衣類を圧縮袋に入れたり、現地でレンタルできるものは持っていかないなど、荷物を徹底的に厳選・コンパクト化することで、限られたスペースを最大限に活用できます。５人家族での旅行を頻繁に計画するなら、この積載問題は避けて通れません。
先代モデルとの広さ比較
「新型になったけど、実際どれくらい広くなったの？」と感じる方も多いでしょう。ここでは、先代（2代目）フリードと新型（3代目）フリードの室内寸法を比較してみます。
- 室内長と室内高が拡大し、居住性が向上
- 特に3列目シート周りの開放感が大きく改善
- 数値以上の「広さ感」の向上に注目
カタログ上の室内寸法を比較すると、新型フリードは先代モデルに対して室内長が+85mm、室内高が+10mm拡大しています（3列シートモデル）。室内幅は変わりません。数値上はわずかな変化に見えるかもしれませんが、この差が居住性の向上に大きく貢献しています。特に3列目シートは、頭上空間のゆとりが増し、サイドウィンドウの面積が拡大したことで、先代モデルのようないわゆる「押し込められた感」が大幅に軽減されました。
また、水平基調のインパネやAピラーの改良による視界の良さも、実際の数値以上に室内を広く感じさせる要因となっています。先代モデルで「3列目が狭すぎる」と感じていた方でも、新型であれば許容範囲と感じる可能性は十分にあります。この「広さ感」の進化は、新型フリードの大きな美点です。
| モデル | 室内長 | 室内幅 | 室内高 |
|---|---|---|---|
| 先代（2代目） | 3,045 mm | 1,455 mm | 1,275 mm |
| 新型（3代目） | 3,130 mm | 1,455 mm | 1,285 mm |
※数値は公式サイトの公表値に基づきます。
ライバル「シエンタ」との室内空間比較
フリードを検討する上で避けては通れないのが、最大のライバルであるトヨタ「シエンタ」との比較です。特に室内空間の広さと使い勝手は、購入の決め手となる重要なポイントです。
- 室内幅と室内高はシエンタが若干広い
- 3列目シートの格納方法が根本的に異なる
- 実際の使い勝手は家族のライフスタイルによって評価が分かれる
室内寸法を比較すると、室内幅と室内高はシエンタの方が若干大きく、一方で室内長はフリードの方が長いという特徴があります。これにより、横方向や頭上のゆとりはシエンタに、前後方向のゆとりはフリードに分があると感じるかもしれません。しかし、最も大きな違いは3列目シートの格納方法です。フリードが左右跳ね上げ式なのに対し、シエンタは2列目の下に格納するダイブイン方式。シエンタは格納時に床面がフラットでスッキリしますが、3列目のシート自体が薄く、座り心地ではフリードが有利とされています。
どちらが優れているかは一概には言えず、何を重視するかで選択は変わります。例えば、「3列目もたまに大人が座る可能性がある」ならフリード、「とにかく荷室の使いやすさ重視」ならシエンタ、という考え方もできます。両方の車種に家族全員で試乗し、シートアレンジや荷室を実際に試してみることが、最も後悔のない選択に繋がります。
まとめ：新型フリードは5人家族で本当に狭いのか
2024年新型フリードが５人家族にとって「狭い」のか、様々な角度から検証してきました。最後にこの記事の要点をまとめ、最終的な結論とします。
- 結論３点
- 新型フリードは先代より室内空間が改善され、５人家族でも使いやすくなった
- しかし、大人が長時間3列目に座る場合など、状況によっては「狭い」と感じる場面は残る
- 3人・4人家族にとっては、非常に広々として快適な空間を提供してくれる
・5人旅行など、全員乗車で荷物が多いシーンでは積載量不足が課題
・新型は3列目シートの座り心地と操作性が向上し、子連れでの使い勝手が良い
・運転するママにとっても、進化した安全性能や頑丈なボディ、良好な視界は大きなメリット
・ライバルのシエンタとは広さの特性やシートアレンジが異なるため、実車での比較が不可欠
・購入を決める前には、必ず家族全員で3列目シートの広さを体感することが重要
・結論として「常に狭いわけではないが、万能でもない」というのが実情
・家族の体格やクルマの使い方を総合的に考慮して判断する必要がある
