2026年に登場が予定されている新型「エルグランド」は、約16年ぶりのフルモデルチェンジとなり、多くの注目を集めています。すでに新型リーク情報やスクープ画像が公開され、外観デザインの進化も話題です。
最大のトピックは、第3世代eパワーの搭載により燃費性能や走行性能が大きく向上する点です。従来のガソリンモデルから脱却し、eパワー専用車となることで、スポーティかつ静粛性に優れた走りを実現しています。また、四駆技術e-4ORCEの導入によって、大柄なミニバンでも安定感ある走行を可能にします。
本記事では、eパワー価格や2026年の価格の予想、フルモデルチェンジによる変更点、eパワー燃費の詳細などを網羅的に解説。購入を検討している方にとって、見逃せない内容となっています。
☝この記事のポイント
✅第3世代eパワーの仕組みと進化点がわかる
✅新型エルグランドの予想価格や燃費性能が把握できる
✅アルファードなどのライバル車との違いが理解できる
✅発売時期や法人向け仕様などの最新情報を知ることができる
エルグランド 新型 e パワーの注目ポイント

- フルモデルチェンジで16年ぶりの刷新へ
- 新型リーク情報とスクープ画像を確認
- 第3世代eパワーの性能と特徴とは
- eパワー燃費と走行性能を徹底解説
- 四駆システム「e-4ORCE」の採用予定
フルモデルチェンジで16年ぶりの刷新へ
新型エルグランドは、2026年に約16年ぶりのフルモデルチェンジを迎える予定です。これは2002年の2代目から2010年の3代目へ移行した時と比較しても、かなりの期間を空けた大改変となります。
このように長期間フルモデルチェンジが行われなかった背景には、日産の経営課題や販売台数の低迷がありました。実際、現行型の販売台数は月平均150台程度にまで落ち込み、アルファードなどのライバル車に大きく水を開けられていました。
しかし、新型はエクステリアの刷新や第3世代e-POWERの搭載といった目玉機能を引っ提げ、再びLクラスミニバン市場での存在感を取り戻そうとしています。デザイン面では、2023年のJAPAN MOBILITY SHOWに展示されたコンセプトカー「ハイパーツアラー」をベースに、都会的かつスポーティな外観に変化する見通しです。
また、新型エルグランドは法人需要も意識した仕様となる予定で、従来のファミリー層向けに加えて、VIP送迎車などとしての利用も視野に入れています。このような戦略は、現在法人向け高級セダンがラインアップから消えている日産にとって、重要な意味を持ちます。
以下に、これまでのモデル変遷を表にまとめます。
世代 | 発売年 | 主な特徴 |
---|---|---|
初代 | 1997年 | 日産初の高級ミニバンとして登場 |
2代目 | 2002年 | 横置きFFレイアウトに刷新 |
3代目 | 2010年 | V6 3.5Lエンジン搭載、ラグジュアリー志向 |
4代目 | 2026年予定 | e-POWER専用車、法人向け対応強化 |
このように、2026年モデルは“エルグランド史上最大の転換点”といっても過言ではありません。
新型リーク情報とスクープ画像を確認

日産公式ニュースリリースに発表された一部画像
2025年4月22日に、日産は新型エルグランドのエクステリアの一部を公式に公開しました。その際の画像は、スクープ画像としてSNSを中心に急速に拡散され、「カッコイイ」「アルファードに勝てるかも」といった声が多く寄せられています。
スクープ画像では、特徴的なボックス型のボディラインが確認され、現行型よりもさらに全高を高めた迫力あるスタイルが印象的です。フロントフェイスも、日産の新世代デザインを取り入れたダイナミックな印象で、プレミアム感が強く打ち出されています。
また、1列目・2列目に採用されるロングスライドシートや、セレナ同様の跳ね上げ式3列目も画像から読み取れ、新型の室内快適性にも期待が高まります。
以下はスクープ画像で確認された主なデザイン要素です。
項目 | 内容 |
---|---|
ボディ形状 | 高さを強調したスクエアデザイン |
フロント | ワイドグリルとLEDヘッドライト |
シート | ロングスライド機構付き |
3列目シート | 跳ね上げ式+広々スペース |
テールランプ | 貫通型LEDの可能性あり |
デザインだけでも注目される新型エルグランドは、これからさらに詳細なリーク情報が出てくることでしょう。
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第3世代eパワーの性能と特徴とは
日産の新型エルグランドには、最新の第3世代e-POWERが搭載されます。このシステムは、従来のハイブリッドとは異なり、エンジンは発電のみに使われ、走行はすべてモーターで行うという仕組みです。
新たに搭載される第3世代では、従来型の欠点であった高速走行時の燃費悪化やエンジンノイズを大幅に改善。エンジンには新設計の1.5L直列3気筒ターボが採用され、「5-in-1」モジュールにより、インバーターや発電機などを一体化し小型・軽量化を実現しています。
さらに、STARC燃焼技術やリーンバーン運転によって、熱効率を最大限まで引き上げているのが大きな特長です。
第2世代との違いを以下にまとめました。
比較項目 | 第2世代e-POWER | 第3世代e-POWER |
---|---|---|
エンジン形式 | 可変圧縮比1.5Lターボ | 新設計1.5Lターボ |
静粛性 | 高い | さらに向上 |
モジュール化 | 一部 | 5-in-1で完全統合 |
燃費改善幅 | – | 約15%向上(高速域) |
搭載車種 | ノート/セレナ | エクストレイル/エルグランド |
このように、技術革新の結晶とも言える第3世代e-POWERは、新型エルグランドの競争力を大いに高める要素の一つです。
eパワー燃費と走行性能を徹底解説
e-POWERシステムの最大の魅力の一つが優れた燃費性能です。新型エルグランドに搭載される第3世代e-POWERは、WLTCモードで18km/L前後の実現を目標にしているとされています。
これは、ライバル車であるトヨタのアルファード・ヴェルファイアの燃費(おおよそ18.0km/L)と同等以上の水準であり、シリーズ式ハイブリッドとしては非常に高効率です。
また、発電専用エンジンと駆動モーターを分離する構造により、滑らかな加速や低速域での静音性にも優れています。
項目 | 内容 |
---|---|
燃費性能(WLTC) | 約18km/L |
エンジン形式 | 1.5Lターボ(発電専用) |
走行方式 | モーター駆動(シリーズ方式) |
加速性能 | モーター特有の力強さあり |
エンジン音 | 低回転・高効率化で抑制 |
このように、燃費と快適性の両立を図った第3世代e-POWERは、長距離移動が多いミニバンユーザーにとって非常に魅力的な選択肢となります。
四駆システム「e-4ORCE」の採用予定
新型エルグランドには、日産が展開する電動駆動4輪制御技術「e-4ORCE」の採用もほぼ確実と見られています。このシステムは、前後モーターで四輪を制御し、あらゆる路面状況でも安定した走行を可能にします。
特に、雪道や雨天時など滑りやすい路面でのトラクション性能が格段に向上するため、Lサイズミニバンの大柄なボディを活かした走行安定性が期待できます。
項目 | 内容 |
---|---|
駆動方式 | 電動式AWD(e-4ORCE) |
前後駆動制御 | 個別制御による滑り防止 |
安定性 | 高速走行・悪路ともに◎ |
対応車種 | エクストレイル、アリアなど |
エルグランド搭載 | 高確率で採用される見込み |
このように、e-4ORCEの採用により、新型エルグランドは「走りも重視するミニバン」として新たな価値を提供することになるでしょう。
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エルグランド 新型 e パワーの価格予測と発売時期

- 2025価格とeパワー価格の比較
- 新型の価格予想は500万円超え?
- ライバル車との価格差を分析
- 発売時期は2026年中盤の可能性
- 法人需要も見込める高級仕様とは
2025価格とeパワー価格の比較
新型エルグランドに搭載予定の第3世代e-POWERは、すでにエクストレイルなどのモデルで採用が進んでいます。その価格傾向から、新型エルグランドの価格水準もある程度予測することができます。
エクストレイルのe-POWERモデル(4WD)は、おおよそ400万〜500万円の価格帯です。これに対してエルグランドは、より大型で高級志向のモデルとなるため、最低でも500万円超えが見込まれます。
また、現行型エルグランド(3.5L V6搭載モデル)の最上位グレードが約500万円前後であることからも、新型のe-POWER専用設計モデルはさらに高額になる可能性があります。
下記は、e-POWERを搭載する既存モデルの価格比較表です。
車種 | グレード | 駆動方式 | 価格(概算) |
---|---|---|---|
ノート | e-POWER X | 2WD | 約240万円 |
セレナ | e-POWER ハイウェイスター | 2WD | 約340万円 |
エクストレイル | e-POWER G | e-4ORCE | 約470万円 |
新型エルグランド(予想) | e-POWER G | e-4ORCE | 約550〜600万円 |
このようにe-POWER搭載車は車格に比例して価格も上昇しており、新型エルグランドはフラッグシップミニバンとして、さらなる高価格帯に位置付けられると予測されます。
新型の価格予想は500万円超え?
現在までの情報を総合すると、新型エルグランドの価格帯は500万〜600万円が中心になると見られています。日産が目指す“高収益モデル”としての位置づけや、法人需要をターゲットにした装備の充実度などを考慮すれば、この価格帯は妥当と言えるでしょう。
特に、ライバルであるアルファード(ハイブリッドX)が510万円スタート、ヴェルファイア(Z Premier)が約630万円であることを考えれば、競合に対抗する価格設定が重要となります。
以下にライバル車との価格比較をまとめました。
車種 | 最安グレード価格 | 備考 |
---|---|---|
新型エルグランド(予想) | 約500万円 | e-POWER専用車として刷新 |
アルファード ハイブリッドX | 約510万円 | 人気モデル、販売好調 |
ヴェルファイア Z Premier | 約630万円 | 上級仕様、法人需要高 |
ホンダ オデッセイ e:HEV | 約480万円 | モデル末期、競争力減 |
価格設定においては、機能性・安全性・ブランド力のバランスが重視され、新型エルグランドは500万円以上の高価格であっても、十分な魅力を打ち出す設計がなされると見られます。
ライバル車との価格差を分析
新型エルグランドと競合モデルであるアルファード/ヴェルファイアを比較する際には、単なる車両価格だけでなく、装備・性能・ブランド価値など複合的な要素を考慮する必要があります。
例えば、トヨタのアルファードには長年にわたる信頼と販売実績があり、ブランド力が高いことが価格に反映されています。一方、新型エルグランドは約16年ぶりのフルモデルチェンジであり、新鮮さや独自技術によって差別化を図っています。
比較項目 | エルグランド(予想) | アルファード |
---|---|---|
パワートレイン | 第3世代e-POWER | THS II(ハイブリッド) |
駆動方式 | e-4ORCE(電動4WD) | E-Four |
静粛性 | 向上(発電専用エンジン) | 高い(エンジン&モーター駆動) |
燃費 | 約18km/L(予想) | 約18.3km/L |
ブランド力 | 劣勢(再構築中) | 高い(圧倒的販売台数) |
このように、性能面では拮抗している部分が多く、ブランド力ではアルファードが有利である一方で、新型エルグランドは独自の走行性能と快適性で勝負を挑む構えです。
発売時期は2026年中盤の可能性
新型エルグランドの発売時期については、2026年中盤〜下半期が有力とされています。これは、日産が2025年3月に発表した今後の商品計画の中で、「2026年度に第3世代e-POWER搭載の大型ミニバンを投入」と明言しているためです。
現行モデルは2025年8月で生産終了予定となっており、そのタイムラグを考慮すると2026年夏〜秋の発売が現実的です。
年月 | 予定イベント |
---|---|
2025年8月 | 現行型エルグランド生産終了 |
2025年12月 | 新型エルグランド正式発表(予想) |
2026年4〜9月 | 発売開始(見込み) |
なお、2026年度中に北米市場向けモデルも同時開発される可能性があり、国内市場においても輸出仕様と併せたグローバル展開が進められると考えられます。
法人需要も見込める高級仕様とは
新型エルグランドは、従来の個人・ファミリー層に加えて、法人向け高級送迎車両としての需要も見込まれています。これは、現在の日産ラインアップにおいて、上級セダン(シーマやプレジデント)が不在である状況を補う役割も担っているためです。
法人仕様では、以下のようなポイントが重視されると予想されます。
- リヤシートの快適性(オットマン・電動調整・独立エアコンなど)
- 騒音・振動の抑制
- 先進運転支援技術(プロパイロット2.0)
- 上質な内装素材(ナッパレザー等)
法人向け装備 | 内容 |
---|---|
リヤ席仕様 | フルフラット機構+シートヒーター |
運転支援 | プロパイロット2.0搭載見込み |
防音性能 | エンジンノイズ・振動の大幅低減 |
法人リース対応 | 車両管理システム付き契約プラン |
このように、新型エルグランドは“高級ミニバン”としての価値を法人市場でも発揮し、日産の収益改善に貢献する重要な戦略車種になると見られています。
エルグランド 新型 e パワーの注目ポイントを総括
- 約16年ぶりにフルモデルチェンジされる
- 日産の新デザイン「ハイパーツアラー」がベース
- 第3世代e-POWERを初搭載する予定
- 高速走行時の燃費性能が大きく向上
- 発電用エンジンは完全新設計の1.5Lターボ
- モーターとインバーターなどを統合した5-in-1構造
- e-POWERは静粛性と加速性能に優れる
- 実燃費は18km/L前後が見込まれる
- 電動4WD「e-4ORCE」採用で悪路も安定走行
- スクープ画像でスクエア型の迫力あるボディが判明
- ロングスライドシートや快適装備も充実
- 価格帯は500万〜600万円が予想される
- ライバルのアルファードやヴェルファイアと競合
- 発売は2026年中盤から後半になる見通し
- 法人向け高級仕様としての需要も期待されている
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